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STORY

「生地のこと」
オーガニックコットンって
なんだろう? 前編

Sugano ORGANIC の肌着は、オーガニックコットン100% の生地を使い仕立てています。
オーガニックコットンという言葉はよく耳にしますが、案外認識が曖昧だったりするかもしれません。
オーガニックコットンって一体どういうもの?何がいいんだろう?
少し理解を深め「オーガニックコットンを選ぶこと」について、一緒に考えてみませんか?

コットンとは?


コットンは、アオイ科のワタという植物から取れる繊維のことを言います。
コットン(綿)は私たちが日常の中でよく触れているとても身近な繊維です。
昔は日本でも盛んに栽培されていた時期もありましたが、現在は大規模に生産はされておらず、自給率はほぼゼロ。
流通しているコットンのほとんどが輸入品です。

最近では観賞用として、ドライフラワーにするために庭先で育てられているのを目にします。
工房横の畑でも昨年、ワタを育ててみました。

優しいクリーム色の花が咲きます


ハイビスカスやオクラのような花が咲いた後にできる硬い実(朔果)が弾け、ふんわりとした綿花が現れます。
この綿花が繊維となります。綿花の中には種が入っており、種の周りを守る役割をしているのですね。

くるみのような硬い実からふんわりした繊維が


現在、観賞用に育てられているものも含め、目にするほとんどの綿花は白い色をしていますが、もともと原種は茶色で、染色しやすいように白色に品種改良されていったそう。

ワタという植物の朔果からふんわりと弾け出た綿花を、紡いで糸の状態にし、コットンの生地がつくられていきます。


オーガニックとは?

オーガニック食品、オーガニック野菜、オーガニックコスメ、オーガニックコットン。
世の中にたくさん溢れているオーガニックという言葉ですが、オーガニックを日本語にすると「有機」を 意味します。「オーガニック」「有機」とは、化学的に合成された肥料や農薬に頼るのではなく、太陽・水・ 土・生物など自然の力を生かした農林水産物や加工方法のことを言います。

【健康】人、動物、土壌など地球環境すべての健康を守る
【生態系】自然の循環や生態系のバランスを壊すことなく共生する
【公正】関わるすべての人、動植物がフェアな関係である
【配慮】未来への配慮

これらの項目が世界的なオーガニックの原則として掲げられています。
なんとなく、オーガニック=無農薬と捉えてしまっている人も多くいるのではないでしょうか?
有機栽培といっても、認証機関で定められた天然由来の薬剤等はやむを得ない場合に利用可能なため、ものによって完全無農薬ではなかったりもします。
化学的なものを使わない、健康に良さそう、というだけでなく「人や環境の全てが健全で持続可能であることを目指す」のがオーガニックの価値観で、オーガニックには多様な目的があるのですね。


オーガニックコットンとはどういうもの?
後編に続きます。



写真・文:森 裕香子

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